ハーレムで国内有数の屋外市場を体験!

アムステルダムから電車で約15分の地にあるオランダの小都市「ハーレム(Haarlem)」。以前ご紹介した通り、ここはアムステルダムよりも規模が小さくて観光客が少なく、オランダ人の日常を体験できる場所です。いつ訪れてもその魅力に変わりはありませんが、特におすすめしたいのは毎週土曜日に中央市場で開かれている屋外マーケット。国内でも有数の規模と充実した内容だという評判の素敵な市場なのです。今回は、このハーレムで毎週土曜日に開かれている魅力たっぷりのマーケットをレポートいたします!

 

国内有数の活気あふれる市場

 

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市場が開かれる場所は、街の中央広場(Grote markt)です。電車でハーレム駅に着いたら、南の方角にまっすぐ歩いてきましょう。すると、美しい時計塔のある大教会(St.Bavo Cathedral)にたどり着きます。教会の周りには、オープンカフェやショッピングストリートが多く、中心街らしい賑わいがあります。この街のランドマークであるこの大教会の正面に広がっているのが、中央広場です。

マーケットは、毎週土曜日の朝9時ごろから夕方4時ごろまで開かれています。普段は石畳に銅像やモニュメントがあるだけの広場が土曜になるとがらっと雰囲気を変え、人々や出店でにぎわう様子は、見ているだけで心が躍ります。月曜にも小規模で短時間のマーケットが開かれていますが、土曜日のほうが圧倒的に充実しています。では、さっそく出店をいくつか見てみましょう。

 

食品メインの出店が勢揃い

 

新鮮な野菜や果物、魚や肉などはもちろん、お惣菜や加工食品も種類豊富に売られています。商品の値段はスーパーマーケットよりも安いことが多く、野菜や卵などの食品も新鮮でバリエーションが豊か。ついつい買いすぎてしまいそうです。

野菜売り場では、アーティーチョークやウイキョウ、ポルトベーロきのこなど、ヨーロッパでは常食されていますが、日本ではあまり見かけない野菜も多く取り扱われています。一方で、「SHIITAKE」や「KAKI」、「DAIKON」など日本で馴染み深い野菜も扱われていることがあり、食材を買う用事がなくとも覗いてみると楽しいものです。購入の際は、売り子さんの一人に声をかけて、好きな野菜を計り売りしてもらいましょう。混んでいるときは無理に押し入らず、忍耐強く店員さんの目を見て、順番を待ちましょう。

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オランダ名物のチーズの専門店も必ず出店しています。ワックスのかかった大きなチーズを丸ごと買ってみる……というのは難しくても、大丈夫。好きな量だけ切り売りしてもらえるので、心配ありません。英語で話しかけても、親切に対応してくれます。オランダ人は日本人よりもたくさんチーズを食べるせいか、ちょっとだけ、と注文してもけっこう大きめにカットしてくれることが多いのですが、チーズなどの加工食品をお土産に買うときは小分けして真空パックに入れてもらうことをおすすめします。もしくは、小さなお土産用のチーズを1玉買ってみるのもよさそうです。

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農産物や生花などの品ぞろえを眺めていると、日本に比べてはっきりとした四季を感じにくいオランダでも、当然ながら季節感があり、旬があるのだなぁと感じることができます。季節の花や観葉植物、ハーブなどが鉢植えで売られている花屋さんのスペースは、いつ立ち寄っても楽しめます。秋になると、きつねのしっぽのようなふわふわしたススキの鉢植えなども見かけます。

花の生産を誇るオランダらしく、多種多様な切り花を売っている花屋さんの賑わいが目立ちます。ふと買い物帰りの人の自転車カゴをのぞくと、食料品の袋のほかに、花束が積まれていることが多いのです。こんなところで、お花を飾る習慣が身近にあるオランダ人の日常生活が垣間見えますね。この日は、小さな女の子がお母さんと一緒に、楽しそうにどの花を買うか選んでいる光景に出会って、ほほえましかったです。

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オランダではおなじみの魚屋さんのスタンドでハーリングやキベリングを立ち食いするもよし、焼きたてのストロープワッフルを売る可愛らしい屋台でお土産を買うのもよし。ギリシャからのオリーブ屋さん、南イタリアやポーランドの料理やハム、サラミを売るお店、オランダ名物のチーズなどなど、食いしん坊にとっては買い食いの誘惑がとても多いマーケットです……。

大抵の食品を扱っているお店は、計り売りで好きな量だけ売ってくれます。オリーブなどのお店では、リクエストすれば少し味見をさせてくれるので、しっかりお好みのものを選んでから欲しい量だけ購入することができます。その際は、オランダらしくはっきりとYes/Noを伝えると、売り手さんとのコミュニケーションがうまくいくと思います。

 

焼きたてワッフルの甘い誘惑

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ストロープワッフル屋さんで、「To have here」と注文すると、お店のお姉さんが焼きたてのワッフルにキャラメルシロップをたっぷり塗ってから挟み、手渡してくれます。作り立てでほんわりと温かいワッフルはかなり甘みが強く、独特の歯触りと香ばしい匂いがたまりません! お値段は1枚1.5ユーロです。老若男女がワッフルのあま~い香りに誘われて屋台の前に行列を作り、その場で立ったままワッフルを頬張る姿がよく見かけられます。そこに交じって、一緒におやつを楽しむのは楽しいものです♪

 

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変わったところでは、いろいろな種類の自転車のサドルやチューブ、施錠用のチェーンを専門的に扱っている出店がありました。自転車が国民にとって欠かせない交通手段であるオランダならではですね。自転車マニアの方には見逃せない出店かもしれません。

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また、ペット用品を専門的に販売する出店もありました。猫用のハウスや犬のためのおもちゃやおやつ、鳥やハムスターのエサ、バードハウスなどなど……一見すると何か分からないような品物も並んでいました。お庭に設置するような野鳥の餌台やバードハウスもありました。

 

アムステルダムでも野外マーケットは多数開かれていますが、それに比べてこのハーレムのマーケットは比較的人が少ないので歩きやすく、ゆっくり買い物を楽しむのにぴったりだと思います。ハーレムは、アムステルダムよりもかなり治安のよい街でもありますので、そういった意味でも安心して楽しめるはずです。もちろん、人混みでは手荷物や貴重品の扱いには基本的に気をつける必要はあります。

また、お買い物のために現金を用意しておくのをお忘れなく。クレジットカードは使えないことが多いです。

なお、品物の値札に書かれている「p.Stuck」というのは「1個」という意味です。下の写真の「2 p.Stuck」というのは、「1個2ユーロ」というわけです。「3 voor 5」は「3個5ユーロ」、つまり3個買えば1ユーロ分お得になるんですね。

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地元の人に交じって、どうぞ楽しい市場体験をしてみてください♪

 

(インフォメーション)

名称:ハーレムマーケット(Weekmarkten in Haarlem)

住所:Grote Markt 2, 2011 RD, Haarlem

ウェブサイト:http://www.haarlemmarketing.co.uk/events-diary/events-overview/2539185819/weekmarkten-in-haarlem