アムステルダムの「食」が堪能できるフード・ホール

アムステルダム西部に2014年にオープンしたフード・ホール(Foodhallen Amsterdam)は、市内で人気のお店が集う規模の大きなフードコートです。地元で愛されている食事や飲み物が楽しめるスタンドが一か所にぎゅっとまとめられているので、効率よく食べ歩きして回れるという、食いしん坊な方には特におすすめのスポットです。キーワードは、野菜・健康・オーガニック・インターショナル。早速、探検してみましょう!

 

一度にアムステルダムの食がわかる場所

 

フード・ホールがあるアムステルダム西部の地域には観光客は少なく、地元の人たちが買い物に来るようなお店やカフェが数多く並んでいます。フード・ホールの入口は少し分かりにくいのですが、「De Hallen Amsterdam」の表示を目印に探してみてください。

フード・ホールが入っているこの大きな建物は、以前トラムの停車場として使われていた施設が全面改装され、映画館、ショップや工房、ギャラリー、ホテルなどを含む複合施設「De Hallen Amsterdam」としてオープンしたものです。そのショップの中のひとつがフード・ホールで、建物の中でも比較的大きな空間を占めています。

フード・ホールは、アムステルダムでは珍しい屋内の大型フードコートです。市内で評判のハンバーガーやオランダでは定番のおつまみ「ビターバレン」などを提供するお店が集められていて、いろいろな味を少しずつ味わうのにちょうどいい場所です。アムステルダムの食事情が一度に分かる場所です。

平日のランチタイムに訪れてみると、フードコート内はほとんど混んでいず快適でした。以前、友達に連れられて夜遅めの時間帯に訪れたという知人は、大混雑していたと言っていたので、時間や曜日によって随分人の入りが違うようです。

 

国際色豊かな店が軒を並べるフードコート

 

フード・ホールの中に入ってみると、天井が高く、太陽の光が入る明るい空間が広がっていました。周りを見渡すと、屋台形式のスタンドが合計20軒フロアを囲むように並んでいて、それぞれのお店からおいしそうな匂いが漂ってきます。

ホール中央にはテーブルとベンチが多数用意されていて、自分の好きな席を自由に使えます。これなら大人数でも席に困らないし、それぞれに好きなものを買っても同じ場所で一緒に食べられるので、便利ですね。

アルコールドリンクは、ワイン、ビール、ジンを専門に扱うバーがそれぞれ用意されています。アムステルダムで最近人気の高まっている地ビールや、オランダ名物のジンなど、お酒好きならアムステルダムで飲んでおきたい銘柄のものが取り揃えられています。メインバーのカウンター席も良い雰囲気です。

ホール内をぐるりと回ってみると、料理の国際色の豊かさに、改めてアムステルダムという街の多文化性を感じます。例えば、生野菜とお肉がたっぷり入ったケバブの「Pita」、本格派ハンバーガーの「The Butcher」、手巻寿司や焼き鳥などヨーロッパ風の日本食「Meneer Temaki」、ヴェトナム料理のサンドイッチや麺類の「Viet View」、飲茶の「DimsumThing」、魚や生牡蠣が味わえる「Little Fish」など。もちろん、オランダでは定番のおつまみ「ビターバレン」の食べ比べなど、せっかくならオランダ料理が食べたいという人向けの屋台もありますが、アジア料理やラテン系の国々のおいしい食事が楽しめるスタンドも大充実しています。

 

数あるお店からおすすめをご紹介!

 

ホールは、とにかく食欲をそそる匂いと音でいっぱいです。屋台の醍醐味が味わえるカジュアルな雰囲気も素敵です。20軒あるお店の中で、筆者が特に気になってトライしてみて、おすすめできると確信したものが以下のお店です。

・野菜スナックのお店「Padron」

スペインの「Pimiento de Padrón」という揚げ物のスナックにアイディアを得て生み出された、オランダ産の野菜を使ったフライなどを販売しているのがこちらの「Padron」パプリカを揚げた「Padron Peppers(6.5ユーロ)」という看板メニューも気になりますが、オランダで生産された野菜が数種類入っている「Crispy fried vegetables(小5ユーロ、大8.5ユーロ)」の小を注文してみました。店員のお兄さんは「5分待ってくださいね」と言って、早速衣をつけた野菜を揚げにかかります。

待つこと数分……紫色の根菜ビーツ、芽キャベツ、アーティーチョークがからっと揚げられて、食べ歩きしやすいコーン型のカップに入れて手渡されました。ハーブ入りマヨネーズソースが付いてきましたが、そのままでもほどよい塩味がついていて、野菜の滋味がとても美味です! よく冷えた白ワインやビール、サイダーなどに合いそうなスナックです。

・地中海料理のお店「Maza」

こちらは、地中海料理の「Maza」というお店です。色鮮やかなディップソースが気になって、軽食の盛り合わせであるメッゼ(Mezze)のXL (12.70ユーロ)を注文してみました。聞くと、お肉が一切使われていないベジタリアン料理なのだそうです。

色とりどりのディップソースは、ひよこ豆のフムス、コリアンダーとレモン入りのフムス、ビーツ入りフムス、赤パプリカとザクロ、かぼちゃの全5種類。どれもおいしかったのですが、赤と黄色のディップソースはとりわけ個性的で香りが良かったです。その他にも、ファラフェル、ピタパン、野菜とレーズンが入ったクスクスも添えられていました。2人で食べてもかなり満腹になり、少し余るくらいだったので、3・4人くらいでお酒を飲みながらつまむのにちょうどいい量だと思います。ベジタリアン料理なのですが、さっぱりとした味だけではなくコクもしっかりあって、味も量も食べ応え十分です。

・タルトとクッキーのお店「Petit Gateau」

見目麗しいこちらのフルーツタルトは「Petit Gateau」のもの。こんなにたくさんの種類が並んでいると、選ぶのに時間がかかりそうですよね。人気のチョコレートやチーズタルト、フルーツタルトのほかにも、「ゆずメレンゲ」のタルトもありました。また、ミニサイズのマドレーヌやフィナンシェ、チョコチップクッキーも1個から販売していたので、紅茶やコーヒーに添えて楽しむのにぴったりだと思います。

このフード・ホールは、友達と一緒にいろいろと味わってみるのもよし、ふらりと一人でランチや軽食を食べに来るのにも気軽でよし、と色々な使い方ができそうな魅力的なスポットです。ぜひ立ち寄ってみてください!

(インフォメーション)

名称:フードホール(Foodhallen Amsterdam)

住所:Bellamyplein 51, Amsterdam

営業時間:11:00~23:30(日曜~木曜)、11:00~1:00(金曜・土曜)

公式ウェブサイト:http://foodhallen.nl/